就職氷河期世代の筆者。
非正社員で働いている人たちも多いことでしょう。
最近はフリーランスなんて働き方も流行ってはいるので、意図的に非正社員の人もいるかもしれません。
ですが、最近氷河期世代の救済で宝塚市が募集を始めました。
2,000人近く全国から応募があったらしいです。
フリーランスや非正社員で働く人は多くなってきたが、まだまだ安定を求めて正社員を目指す人もいる。
非正社員→正社員になる方法を私の経験を踏まえて書いていきます。
非正社員でも長く続ければ無期転換がある
無期転換ルールというのはご存知でしょうか?
ニュースで結構前から取り上げられているので、ご存知の方も多いと思います。
無期転換ルールは、同一の使用者(企業)との間で、有期労働契約が5年を超えて更新された場合、 有期契約労働者(契約社員、アルバイトなど)からの申込みにより、期間の定めのない労働契約 (無期労働契約)に転換されるルールのことです。契約期間が1年の場合、5回目の更新後の1年間に、 契約期間が3年の場合、1回目の更新後の3年間に無期転換の申込権が発生します。
有期契約労働者が使用者(企業)に対して無期転換の申込みをした場合、無期労働契約が成立します (使用者は断ることができません)。引用:https://muki.mhlw.go.jp/part_time_job/
簡単に言うと、
5年以上勤務出来れば無期労働契約が成立するということです。
しかも会社は断ることが出来ないという権利です。
ただ問題点があります。
無期転換ルールの問題点
(1)3~4年経った時点で経営者が不当に解雇する
(2)無期労働契約とは書いているが、正社員とは書いていない。「無期契約社員」という謎の種別を作られ福利厚生は社員より劣る場合がある
まず一つ目。
完全な脱法です。
訴えれば恐らく勝てます。
最近の話ですが、東京大学が有期雇用の教員を5年雇止めしていた問題で過ちを認め無期雇用転換しています。
<東大、非常勤講師の労働契約で違法行為認める…慶應や中央大は頑なに違法行為継続>
労働契約法の改正によって、大学の非常勤講師が5年以上勤務した場合、無期雇用に転換する権利が得られるはずが、慶應義塾大学などが10年以上勤務しないと権利が生じないと強硬に主張していることを指摘した。
その後、この問題について大きな動きがあった。同じように10年以上の勤務が必要と主張していた東京大学が、約2800人の非常勤講師に対して、5年以上の勤務で無期転換を認める決定をしたのだ。
東京大学の決定は、違法行為を続けている大学に影響を与える可能性がある。
引用:https://biz-journal.jp/2019/04/post_27372.html
これは非正社員にとって朗報でしょう。
もし5年経って継続して該当の会社で働きたい場合は遠慮なく無期雇用の希望を伝えましょう。
不当に解雇されるようであれば、労働基準監督署に相談しましょう。
そして2つ目。
無期労働契約=正社員と決めつけていますが、実はそうでないパターンもあります。
私が行ってた会社はとある自治体の助成金目当てで、人を雇いまくっていました。
助成金を受けるには「無期雇用」であることが条件。
その会社が取った方法は、、、
有期雇用の非正社員から無期雇用の非正社員って訳わからん
無期雇用の非正社員。
意味わかりません。
ですが実際にありました。
簡単に言うと、無期雇用ってだけで「待遇は非正社員のまま」。
正社員になれると思って期待したのに。。。というガッカリな話。
5年経っての無期雇用転換時もそうですが、かならず待遇は人事に確認しておきましょう。
5年の無期転換ルールを待たずとも正社員化の可能性はある
無期転換ルールを紹介しましたが、実際それを待たずとも正社員化の可能性はあります。
現在私はフリーランスでエンジニアをやっていますが、数社正社員にならないか?という話は頂きました。
その現場は勤務して3か月ぐらいの出来事です。
これは私が特別優秀なわけではないです。若くもないです
・もう40歳が見えてきている
普通であれば正社員のオファーなんて出さないでしょう。
むしろ転職回数だけみれば、社会不適合者です。
そんな人間に「うちに来ないか?正社員で働かないか?」と言われた要因について私はこう考えます。
むやみに転職するのは私も反対です。
ですが環境が合わないのであれば、いくらでも転職してよいと思います。
正直合わないところで働くのは時間の無駄。
もし非正社員から正社員を目指すのであれば、まずは自分にあった環境を探しましょう。
転職エージェントに診断してもらうのも手です。
合う環境を見つければ能力も発揮できますし、結果正社員のオファーが来る可能性も上がります。
そもそも5年続ければ無期転換ルール適用にもなりますしね。
転職して失敗した!と思うような環境であれば、躊躇なく合う環境に出会うまで探せばよいだけです。
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