「会社を辞めて自由になりたい」
「なんでこんなダメ上司の言うことを聞かないといけないのか!」
サラリーマンの方は1度は思ったことあるのではないでしょうか?
「もう辞めてやる!」って満員電車の中で思ってても実際行動できないケースがほとんどです。
それはなぜか?
「自分が思っている理由で辞めると、後々後悔するんじゃないのか?」
「今のタイミングで辞意を伝えて、その後一定の生活レベルは維持できるのか?」
こういった理由で自制する方が多いと思います。
転職経験者の私もそうでした。
特に実家住みでない方ですと、真っ先に頭に浮かぶのは「生活レベルの確保」でしょう。
勢いで「辞める!」と伝えたものの、露頭に迷うようでは本末転倒ですよね。
この記事では月別で「◯月に辞めるとこういったメリット、デメリットがある」という内容をご紹介します。
「仕事を辞めてやる!」って思っている以上、職場で辛いことがあるのはお察しします。
なので、その気持ちに正直に生きるのは私は賛成です。
ただ計画性もなく辞めてしまうと、その後困るのはあなた自身。
状況を冷静に把握し、自分が有利になるように進めていきましょう。
退職を会社に伝えるタイミングの基本的な考え方
できれば退職の意思を会社に伝える際は退職希望時期の1か月前には伝えましょう。
よく聞く「法律だと2週間前でOK」という話ですが、どこの企業にも就業規則に「退職をする際は○○までに伝えること」と書いてあります。
基本的には就業規則が優先されます。(厳密に言うと若干語弊はありますが、就業規則に1か月前の退職という項目が記載されていて、それが妥当と判断された場合は労働者が不利になる可能性があるので注意してください)
退職願?退職届?どっちが良い?
退職届です。
必ず退職届を会社に提出してください。
退職願は会社に対して「退職を希望しています。辞めてよいですか?」とお伺いをしているだけです。
退職する意思が固い場合、会社に提出するのは必ず退職届を渡すようにしましょう。
仮に会社が受け取りを拒否しようとした場合、内容証明郵便や何か証拠の残る送付方法で退職の意思を示したことを手元に残しておけば、何かあったときに証拠品として提出しましょう。
【季節・月別】会社を辞めるベストタイミングは?
各項目で
・総合評価(5段階評価、最高点5点)
・スムーズに辞めれそう度(5段階評価、最高点5点)
・イベント
・その他説明
以上の内容で評価していきます。
ご自身が考えている退職のタイミングと照らし合わせて参考になれば幸いです。
春に会社を辞める(4月、5月、6月)
総合評価:★★
スムーズに辞めれそう度:★★
4月のイベント:新卒入社・歓迎会、年度初めの企業はバタつく、花見
5月のイベント:ゴールデンウィーク
6月のイベント:衣更え、株主総会
その他説明:4月ですと人事部は忙しい時期です。ただ最近は入社式というものが減ってきていると言われています。(新入社員の採用減が主な理由。)
とはいえ1年の中でも各部署配置変更などでバタつく時期ではありますので、中途採用の募集も落ち着くと予想されます。
5月は大型連休もあり、企業の動きも止まってしまい上司に辞意を表明するのもタイミング的に難しい可能性があります。
春先ですと、5月末あたりに上司に相談し6月末退職を目指しましょう。
中途採用も新卒が入ったばかりの為、積極的に動く企業も少なく中途の我々には厳しい時期となります。やはり生活レベルを維持するためには新しい働き口を確保するのは最重要ミッション。
上手く転職が決まればよいですが、そうでない場合は少し様子を見たほうがベターでしょう。
夏に会社を辞める(7月、8月、9月)
総合評価:★★★★★
スムーズに辞めれそう度:★★★★
7月のイベント:一般企業ボーナス支給月、お中元、暑中お見舞い
8月のイベント:お盆休み
9月のイベント:シルバーウィーク
その他説明:辞める上で多くの人が考えること「ボーナスをもらってから辞める」
これを実行するうえで重要なのは辞意表明するタイミングです。必ずボーナス支給後に辞意表明しましょう。
これは体験談ですが、私の場合ですとボーナス支給前11月末に辞意表明し退職は12月末に確定しました。
そしてボーナスは12月20日あたりに支給され、明細の金額を見て愕然としました。
とんでもなく支給額が減らされているのです。支給前に辞意表明するとこういったことが起こり得ます。
人事に聞くと、ボーナスの査定材料に「査定には先々活躍する見込みを金額に反映させる項目があるので減額した」とのことでした。うーーーん。。。
転職の時期的には新入社員が試用期間を終えて、社内的に落ち着いている時期でもあり中途採用を積極的に取り始める時期でもあるので良い季節かと思います。
ボーナスをもらいつつ、良いカタチで転職をするには打ってつけでしょう。
秋に会社を辞める(10月、11月、12月)
総合評価:★★
スムーズに辞めれそう度:★★★
10月のイベント:衣更え、体育の日
11月のイベント:年末調整の時期、文化の日
12月のイベント:ボーナス、忘年会、仕事納め
その他説明:ボーナスについては夏と同じです。絶対満額貰いたいと言う方は必ずボーナス後に辞意を上司に伝えましょう。
「ボーナス前に辞意を伝える→ボーナス減額」のパターンはかなりの確率であると思ってて良いです。
12月末退職ですとボーナス減額がありますし、10月、11月で辞めるとなると次の会社でボーナスを貰えることもないので、厳しい年越しを迎えることになります。
中途採用もそこまで活発ではないので、年末に退職し年始から新しい会社で心機一転したい、という方以外は避けたほうが無難です。
年末休みの多い時期にお金が無いのはつらいですからね。。。
冬に会社を辞める(1月、2月、3月)
総合評価:★★★★★
スムーズに辞めれそう度:★★★
1月のイベント:正月休み、新年会、年始挨拶回り
2月のイベント:あまり目立ったイベントなし(建国記念日ぐらい)
3月のイベント:年度末、決算の会社多い時期
その他説明:夏以外だとこの時期もおススメです。ボーナスを満額貰った後に辞意を表明し2月、3月に新しい会社に転職できればベストでしょう。
年末にある程度まとまったお金が入ればその後の転職活動も集中して行えますし、心にも余裕が出来ます。切羽詰まった気持ちだと面接にも響きかねません。
懸念点があるとすれば、年末年始も絡みますし会社によっては決算時期にあたり引継ぎがスムーズに行えるかというところがキーポイントとなります。
「ボーナス泥棒」「お金だけもらってロクな引継ぎが無い」なんて思われると狭い世の中どこから悪い噂が広まるか分かりません。
もしかすると転職先でも取引があるかも知れませんので、可能な限り真摯に対応しましょう。
会社を辞める=新しい人生の始まり
会社を辞める時期のベストタイミングは夏場(7月、8月、9月)と冬場(1月、2月、3月)がおススメです。
やはりボーナス満額貰ってからの退職がお金に余裕が出来てから退職するというのがベストでしょう。
くれぐれも辞意を伝えるタイミングには気をつけください。
もし20代の方ですと、会社を退職し「職業訓練校( 公共職業訓練)」を検討しても良いでしょう。
毎年4月、10月頃に開講されお金をもらいながら勉強が出来るという夢のような施設です。国の税金でやっている施設になりますので、詳しくはハローワークでお問い合わせください。
30代以上の方は自分に損がないよう辞めるタイミングに気をつけ、次の転職先を探しましょう。
色々書きましたが、もし「早急に辞めないと、おかしくなりそうだ。。。」みたいな状況であればすぐに退職して下さい。
あなたが死ぬ思いでやっても会社は何もしてくれないですよ。
倒れてしまう前に限界を感じたら転職してしまうのがベストな選択です。
必ずあなたにピッタリな仕事と会社は世の中に存在してますよ。
もう我慢して働く のは辞めませんか??
辛すぎればすべて投げ出す。そういった選択もあるということを忘れないでください。
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