ファイルサーバーのリプレイス時、ホスト名を同じにしたいという要望はほとんどでしょう。
そうなると気にしないといけないのはDNS。
とある会社で社内DNSはwindows server 2012 R2を使って構築しているのですが、ファイルサーバーのホスト名のAレコードが見当たらない。
どうやら手動でDNSのゾーンに登録しておらず、DNSの動的更新のみで運用していた模様。
そしてDNSの清掃とエージングも設定していないので、nslookupを行っても訳わかんない結果が帰ってきます。
清掃とエージングの設定をまず行う
DNSの清掃とエージングの設定の設定をまず行い、ごみを定期的に消すようにしました。
※設定方法は「DNS 清掃とエージング」でググると山のように出てきます。
手動でも清掃とエージングは行えるのでやってみました。
これでnslookupすると想定通りの結果が、、、
出てこない。。。
まだごみが残ってるのか??
Aレコードを登録してみた
今回の欲しい結果として、nslookupでtest100を引いた時に、192.168.1.100というIPが出てきて欲しい。
とりあえずAレコードを登録しました(実際のものとホスト名やIPは変えてます)
この状態でnslookupを行うと、
IPが2つ。
第4オクテッド60のほうはゴミです。いまはtest100のIPは100番です。
この状態でエクスプローラーからtest100にアクセスすると問題なく共有フォルダが見えました。
少しまとめます。
nslookupでIPが複数あるけどとりあえずつながった
2.クライアントからnslookup test100を行うと192.168.1.60が表示
3.当然エクスプローラーから\\test100でアクセスしても繋がらない(DNSの設定が上手くいってない)
4.DNSの動的更新が有効になっており、test100=192.168.1.60はゴミデータと判断
5.DNSサーバーで清掃とエージングを行った。
6.清掃とエージングを手動で行ったのにも関わらずnslookupでまだ192.168.1.60が出力
7.test100=192.168.1.100のAレコードを登録
8.nslookupを行うと、192.168.1.60と192.168.1.100という2つのアドレスが表示
9.エクスプローラーでtest100にアクセスすると共有フォルダにアクセスできた
こんな感じです。
192.168.1.60というゴミが気になりますが、現状存在しないIPですしtest100というホスト名はADのコンピュータオブジェクトで今後同名は作らない(作れない)ので、一旦様子見ます。
今回清掃とエージングの概要やDNSについては以下書籍を参考にしました。
清掃とエージングがその内効いてくれると思うのですがね。
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