ここ数年話題に上がるパワハラ。
どこかの議員さんが「ハゲー!」とか喚き散らしてたのを思い出します。
例は極端ですが日々の仕事でもあのような人格否定に近い暴言を上司から浴びてませんか?
さすがに多少語尾が荒くなるのをパワハラと言っていたらキリないですが、
「ハゲ・バカ・アホ」
こういった暴言を吐くような上司は訴えたほうが良いです。
この上司の発言はパワハラなの?
日々の仕事でこういったシーンないでしょうか?
何らかのミスを犯したときに、
「お前また同じミスばっかりしやがって!俺の言った通りにやれよ!」
よくあります。
語気を荒げる上司も少なくないでしょう。
正直このレベルでパワハラ認定は難しいと思います。
ミスをしたことは事実ですし、真摯に受け止める部分もありますからね。
これはセーフ。
では次の例はどうでしょう?
人格否定用語は要注意
「だから高卒って嫌なんだ!」
「お前みたいな低学歴で能無しなんて早く辞めさせたほうが会社の為だ。」
上記のような発言が上司からあった場合、パワハラ認定です。
パワハラの定義ですが、以下の記事が参考になります。
職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。
引用:https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/foundation/definition/about あかるい職場応援団
バカとか能無しなんて言われたらどうです?
精神的苦痛を感じる人がほとんどかと思います。
そもそも仕事の内容とは全く関係ない言葉で部下に苦痛を与えるというのはパワハラですよ。
仕事の内容で話していてもパワハラになるケースもある
仕事の内容を話していてもパワハラになるケースもあります。
裁判例を見ていきましょう。
B部長の部下に対する指導は、人前で大声を出して感情的、高圧的かつ攻撃的に部下を叱責することもあり、部下の個性や能力に対する配慮が弱く、叱責後のフォローもないというものであり、それが部下の人格を傷つけ、心理的負荷を与えることもあるパワハラに当たることは明らかである。
https://www.no-harassment.mhlw.go.jp/foundation/judicail-precedent/archives/48
一部しか掲載しませんが、この裁判例は読んでほしいです。
対象の職員はうつ病になって自殺してます。
上司が仕事の話を熱心に指導するのは良いですが、感情的・攻撃的・大声をあげる、こういった配慮のない行為は指導ではなくパワハラ。
当然この裁判はパワハラ認定されたので、ほんと良かったなと思います。
自殺にまで追い込まれるような職場なら早めに誰かにSOSを出し辞めるべき。
もう我慢して働くのはやめませんか?【退職ボタン】上司の気になる発言はメモをして置き、有識者に相談してみましょう
パワハラ上司の気になる発言があったら、都度メモをしておきましょう。
・日時
・場所
・パワハラ発言があるまでの経緯
・周りに人はいたか(証言してくれる人はいるのか)
少なくともこのぐらいの情報はメモしておくと良いでしょう。
録音記録やメールだけでなく、メモが証拠となるケースだってありますし自分がハッキリ覚えているうちにメモを残しておきましょう。
その後、労働基準監督署に相談等いってみるのが良いでしょう。
※ちなみにパワハラは労働基準監督署の対応範囲外なので、相談できる弁護士や法テラスを紹介してもらえると思いますよ。
パワハラ上司で万が一うつ病になってしまったら、専門の就労支援企業があるようです。
うつ症状専門の就労移行支援出来れば重病になる前に会社を見限るか、可能であれば環境改善(転勤や部署移動)出来るとベストです。
暴言で精神的にまいっているようであれば、我慢せず行動しましょう。
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