普段は使わないであろうsysprepというツール
windowsの端末を対象展開する時に必須なので、社内SEやキッティング作業を日々やる人は使っているでしょう。
私もちょくちょく使います。
展開作業のもとになるマスターイメージを作る際、sysprepを使うってな感じ。
そこでトラブル。
sysprepを実行した後、画面が真っ暗になり最後まで進まない。
今までと同じ実行ファイル(応答ファイル)を使っているのになぜ???
どうやら応答ファイルのせいでは無いみたい。
今windows10の移行作業をやっているSEって結構多いと思います。
ってことは使うバージョン1803、1809が多いことでしょう。
そこに落とし穴がありました。
この「sysprep実行後真っ暗」問題、どうやら不具合のようですね。
以下はMicrosoftのサイトから抜粋しています。
Windows 10 バージョン 1803 において、マスター イメージに対し IE のプロキシの設定を実施した状態で CopyProfile を有効とし Sysprep を実行すると、Sysprep 完了後の新規ユーザー初回ログオン時の処理が進まない事象が発生いたします。
本事象は以下の設定の組み合わせによって発生するため、いずれかの設定を解除していただくことで回避可能でございます。
– IE のプロキシに関連した設定を行っている
– 応答ファイルの CopyProfile 設定を有効にしている
CopyProfileを使用しないことがご要件上難しい場合には、IE のプロキシの設定のみマスター イメージ対して事前に直接設定せず、以下いずれかの方法を用いてSysprep の処理が完了したタイミングでプロキシの設定を行ってください 。
A. Sysprep 後に各ユーザーが初回ログオンするタイミングで実行させるバッチ ファイルをマスター イメージに組み込む
B. ドメイン コントローラーからグループ ポリシーを配付する
引用:https://social.technet.microsoft.com/Forums/windowsserver/ja-JP/e3f142ab-9780-48ee-8cf0-380dbea3bc55/sysprep?forum=Wcsupportja
sysprepの応答ファイルはwindows7からのものを流用していたので、「やっぱ流用ダメなのかな」って考えから応答ファイルを解析しまっくてましたが全く原因が違いました。
今後もwindows10のメジャーバージョンアップによる不具合には注意が必要ですね。
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